エンジニアリングサービス

エンジニアリング解析サービス

エンジニアリング解析はエンジニアリング設計の中核を担っています。例えば、デバイスに作用する機械的応力が原因で故障する可能性があるため、設計者はデバイスの応力の分布および大きさを把握し、応力が許容可能かどうかを判断する必要があります。複雑な形状や荷重を伴う実際のケースの殆どにおいて、構造物内の応力と歪みを正確に判断することは難しい問題です。

このような問題に取り組む知識体系を構造力学と言います。多くのタイプの"フィールド"問題は、連続体力学の統一理論により対処することができます。なぜなら、連続体力学の方法が、多くの物理的問題に等しく適用可能な一般的な数学的記述を提供するためです。フィールド問題の例として、荷重を受けた構造物における機械的応力の分布、熱エネルギーにさらされた熱伝導装置内の温度分布、変圧器内の磁場強度、複雑な形状の内部あるいは周囲を流れる流体の速度などが挙げられます。

フィールド問題を解決する非常に強力なアプローチの一つが有限要素法(FEM)です。この方法では、解析対象を複数の小さな要素に分割した、いわゆる有限要素モデルの作成が必要となります。それぞれの要素はある程度規則的な形をしており、それらを組み立てることで、複雑な形状の構造をモデル化することができます。個々の要素は、共通のコーナーノードで結合しています。最初に未知量が要素のコーナーノードに割り当てられます。これらのノードは、物理的な問題の要件に従い、負荷条件や境界条件を指定するためにも使用されます。FEMは、方程式を解き、当初未知量であった値を決定することにより、問題を解決します。

FEMはコンピュータプログラムに実装されています。FEM解析プログラム、モデリング、ポストプロセッサーのソフトウェアは、「CAEソフトウェア」に分類されます。FEMを用いてエンジニアリング問題を効果的に解決するためには、商用の標準ソフトウェア、高性能コンピュータ、十分なトレーニング、ノウハウ、経験のすべてが必要となります。

CDHは一般機械工学のさまざまなアプリケーションにFEMを応用することにおいて定評のある専門家です。約25年間コンピュータ支援設計に特化しており、剛性解析、応力解析、疲労、破壊力学など、あらゆる強度関連分野の解析経験があります。これまでに熱負荷問題、熱伝導率、音響放射および振動問題などの解決に取り組んできました。
鉄道分野、エンジンやトランスミッションのコンポーネント設計、特殊な格納構造など、幅広い問題にFEMを応用しました。これらの業務において、マルチフィジックス連成問題の解析と高度な最適化手法を用いて複数の規律目標を達成し、非常に優れた設計結果をお客様に提供しました。当社は国際標準規格(ISO)およびドイツ工業規格(DIN)を適用し、お客様の設計部門と密接に連携して業務を行っています。

 

 

 

ニュース

2023年12月08日 年末年始休業のお知らせ

2023年12月29日より2024年1月4日まで休業

2023年12月07日 Animator

Animator4 v2.6.5リリース

2023年11月06日 CDH/AMLS

CDH/AMLS v5.2r192 CDH/FastFRS v2.2r192 リリース

2023年11月01日 CDH/VAO

CDH/VAO v2023.2リリース

2023年09月27日 Animator

Animator4ユーザ専用コンテンツ更新